賃貸契約では、契約開始日の前日までに費用を入金するように求められることが一般的です。
まだ貸主様の押印がない契約書なのにお金を払っても大丈夫なのか、心配になる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は賃貸へお住まいを検討されている方に向けて、初期費用を入金するタイミングやその理由、契約の流れなどについてご説明します。
賃貸契約はどのような流れで行う?初期費用を入金するタイミングを知ろう!
通常は賃貸契約まで、以下のような流れで進みます。
●1.インターネットや不動産会社で気になる部屋を見つけて内見し、納得できたら申し込む
●2.申込書に必要な記載をして出し、それをもとに入居審査が行われる
●3.審査が通ったら重要事項説明を受け、設備や契約書の内容をしっかりと確認する
●4.契約内容に納得ができたら指定の入金方法や期日に従って初期費用を支払う
●5.必要書類を提出する
●6.契約の締結
●7.鍵の引き渡し
このように、重要事項説明及び契約書の確認後、初期費用をお支払いするといった流れになります。必要書類は取得に時間がかかることもあり、ご入金後の提出となることが一般的です。
では初期費用にはどのようなものがあるのか、主な例を挙げてみます。
●敷金や礼金
●家賃(当月の日割り分と翌月の分)
●仲介手数料
●火災保険料
すべて合わせると家賃の5カ月分にもなると言われているので、きちんと準備しておきましょう。
賃貸契約の前に入金する流れが一般的な理由とは?
これほどの大金を契約前に支払うのは、不安になるかもしれません。
この流れが一般的なのは、なぜでしょうか。
一つ目の理由は、大金なので現金で準備するのが大変だからです。
通常数十万円にもなるお金を持ち歩くのは心配ですし、受け取るほうも取り扱いに気をつかいます。
二つ目の理由は、契約日に貸主はいないことが多いからです。
当日に支払う相手がいないので、事前に振り込む形になったと考えられます。
また貸主は不動産会社に鍵を渡して貸す意志を示し、借主はお金を支払うことによって借りる意志を示します。
三つ目の理由は、必要書類等の取得や世帯が違う連帯保証人の押印等に日数がかかる為、貸主の意向としては契約書の押印等もご入金と同時にしていただきたいものですが、契約書類には物理的に日数がかかり、ご入金が先になるからです。
ですから契約の前日までに借りたいといった意志を確認して、当日に安心して鍵を渡すためにも、この流れが適しているのではないでしょうか。
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