賃貸物件に住んでいる方で、もし生ゴミの回収日までのかなりの日数がある場合、どのように保管すればいいか悩む方も多いでしょう。
長期間ゴミを放置することのリスクとは何か、どの場所に保管するのが望ましいか、1つずつ解説していきましょう。
賃貸物件で生ゴミを放置するリスクとは
夏や梅雨の時期では雑菌が繁殖しやすく、ゴミが腐敗して不快なにおいを放ちます。
生ゴミを放置してしまうと、においに惹かれたハエやゴキブリなどの害虫が発生し、卵をゴミに産み付けるため、短期間で虫が大量に発生します。
冬は放置しても問題ないと考える方もいらっしゃいますが、暖房やストーブの暖房器具で室内が高温になりやすいので、虫も発生する点に注意が必要です。
さらに、食べ物のカスや水分はカビにとって栄養豊富な場所のため、カビが繁殖しやすいです。
害虫やカビの種類によっては人間にとって有害なものもあり、空気中に舞ってしまった菌が体に入ると病気になる可能性があります。
賃貸物件でゴミ出しの日まで生ゴミを保管する方法とは
しっかり水気を切り、菌が増えやすい環境にならないようにしましょう。
キッチンペーパーや新聞紙は水分を吸収するのに優れており、隙間のないようにゴミを包むと悪臭が漏れないようにする役割もあるでしょう。
また、冷蔵庫あるいは冷凍庫にゴミを入れて保管する方もいらっしゃいます。
冷やすことで微生物の繁殖が抑えられ、室内に悪臭が充満しにくくなります。
注意点として、食材と混同しないように、ゴミを置くためのスペースをとる必要があるでしょう。
その他に家庭用の生ゴミ処理機を使用して保管する方法もあるでしょう。
温風で水分を飛ばすので除菌と脱臭の効果もあり、処理した後は植物の堆肥に利用できるため肥料代の節約にもなります。
しかし、家庭用の処理機は使用する度に電気代がかかるデメリットがあります。
賃貸物件で生ゴミを保管する場所はどちらが多いのか
ゴミ出しの日まではキッチンやベランダに生ゴミを置かれる方が多いでしょう。
キッチンは料理する場所でもあるので、においや虫を抑えられる工夫が必要でしょう。
フタ付きゴミ箱のフタの裏に消臭剤を貼り、しっかりフタを閉めておけば、悪臭が室内に充満しにくくなります。
一方で、ベランダに一時的に生ゴミを置くと、室内にゴミのにおいがしないので快適に過ごせます。
しかし、直射日光が当たりやすいため、ゴミのにおいが強まる場合もあります。
また虫に加えて鳥からの被害も受けやすくなるため、対策が必要です。
庭やベランダに保管する時は、クーラーボックスであればゴミ箱よりもすき間ができにくいため、においがもれにくいです。
大きめのゴミ箱を設置し、生ゴミ以外のゴミをまとめて保管している方もいらっしゃいます。
まとめ
賃貸物件に住まわれている方は、生ゴミを放置すると、虫が増えたり、嫌なにおいが充満したりとさまざまなリスクがあります。
ゴミ出しの日までは水気をしっかりとり、冷蔵庫や冷凍庫、ベランダなどそれぞれの利点と欠点を踏まえた上で、一時的に置く場所を決めておきましょう。
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