賃貸物件の契約では専門用語も多くあるため、重要事項説明を受けてしっかりと理解することが大切です。
わからないまま契約してしまうと、あとでトラブルになってしまう可能性もあるので注意しましょう。
今回は賃貸物件の契約を検討している方に向けて、重要事項説明の内容や流れ、注意するべきチェックポイントについてご説明します。
賃貸物件を契約する際に大切な重要事項説明の内容と流れを確認!
法律によって、不動産会社が賃貸契約をする前には、重要事項説明をしなければいけないと決められています。
内容は「物件に関すること」と「取引条件に関すること」に分けられますから、それぞれ覚えておきましょう。
物件に関する内容では、登記簿に記載されている事項の確認、建物の耐震性や構造、災害で被害が想定されるエリアの場合はその旨などが説明されます。
取引条件に関する内容は、敷金や礼金について、契約解除になるような事項、損害があった場合のことや違約金などです。
では重要事項説明は、どのような流れで行われるのでしょうか。
まず説明を受ける前に、基本的なことを確認します。
重要事項説明は宅地建物取引士が行うように定められていますので、提示された取引士証をしっかりとチェックしましょう。
次に物件や取引条件に関する内容、その他についての説明を受け、最後に署名押印します。
署名押印すると内容を理解したとみなされるため、わからないことがある場合は、その前にきちんと確認するように気をつけましょう。
賃貸の契約では重要事項説明の前に内容のチェックポイントを押さえよう!
流れに沿って説明を受けるだけだと、そのときはわかったつもりでいても、あとから疑問に思うことが出るかもしれません。
ですから説明を受ける前に、あらかじめチェックポイントを押さえておきましょう。
まず確認しておきたいのは、エアコンや給湯器などの設備が壊れた際の修理費用は、だれが負担するのかです。
設備ごとに違ったり割合が決められていたりすることもありますから、細かい部分までしっかりと聞いておきましょう。
また契約期間を更新する場合の更新料や、その際に家賃の増減はあるのかについても、必ず確認したいポイントです。
さらに禁止事項についても、きちんと理解する必要があります。
知らないうちに規則を破ってしまうことがないように、注意深く説明を聞きましょう。