【お引越しの豆知識】
外観や設備以外にも注目!建築構造別にみる賃貸物件の選び方
賃貸物件を選ぶとき、どこに注目されますか?
その家の安全性や丈夫さも気になるときには、その住宅の構造に注目してみましょう。
今回は賃貸物件によく用いられる建築構造4つの特徴やメリット・デメリット、どんな方におすすめか解説します。
建築構造別にみる賃貸物件の選び方!木造とS造
それでは構造別の賃貸住宅の選び方を、木造から順にみていきます。
木造(W造)
木造とは、建物の骨組みにあたる柱や梁に木材を使った構造で、一戸建てや3階程度の低階層の建物に多く用いられます。
日本では昔から主流の構造で、建築コストが低いため家賃相場も低いこと、吸湿性と断熱性に優れる点がメリットです。
デメリットは、防音性、耐火性、耐震性が他の構造に比べて劣ることです。
家賃はなるべく抑えたい、という方はチャックしてみてください。
S造(鉄骨造)
建物の骨組みに鉄骨を用いる構造で、鉄骨の厚さによって「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」に分かれます。
鉄骨の粘り強さによって木造に比べ倒壊しにくいこと、家賃相場も低めであることがメリットです。
デメリットは、通気性、断熱性、耐火性が高くないこと。
特に火事の際、鉄骨はある程度の時間高温にさらされると倒壊の危険性が高まります。
建物の安全性と家賃のバランスを取りたい方におすすめの構造です。
建築構造別にみる賃貸物件の選び方!SRC造とRC造
次に、コンクリートが使われる構造についてみていきます。
RC造(鉄筋コンクリート造)
鉄筋でできた枠型にコンクリートを流し込んだ素材を柱や梁に使っており、中低層のマンションなどに用いられます。
木造やS造に比べると強度が増して、耐震性、耐火性、防音性が向上しますので、生活音が気になる方にはおすすめです。
デメリットとしては家賃相場が比較的高いこと、気密性があるために結露が発生しやすいことです。
結露によってカビが発生することもありますので、換気システムが整った物件かを確認しましょう。
SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)
RC造の鉄筋とコンクリートの素材に加え、鉄骨もプラスされるのがSRC造です。
当然RC造よりもさらに耐久性、耐震性、耐火性が増すため、高層階の建築物に用いられます。
デメリットは家賃相場が高いこと。
何よりも建物の安全性を重視する方や、防犯のため高層階に住みたい方におすすめの構造です。